はじめに
どうもはじめまして、sUTudy運営者のてんてんです。
地方の公立高校から上京し、現在、東京大学理科一類に在学しています。
本記事では私が東大に現役で合格するまでの道のりを記しました。
地方の受験生、高校生はぜひ参考にしてください!
〜小学校時代
まず、小学校時代まで遡ります。
「東大生って小学校の時から頭良さそう」「東大生って小学校の頃から勉強ばかりしてそう」などと思われがちですが、全くそんなことありません。
むしろ勉強なんか大嫌いでした。
おそらく、皆さんのほとんどが「勉強なんかやってどうなるの?」と思ったことがあるでしょう。(思ったことない人もいるかも知れませんが……)
私も同様、勉強よりもゲーム、遊びの方が大好きで、勉強なんか将来役に立たないと思っていた小学生でした。
放課後にも友達と公園に行ったり、友達の家に行ってゲームしたり、良くも悪くも”普通”の小学生でした。
ただ、勉強が嫌いだったとはいえ、勉強が壊滅的にできなかったわけではありませんでした。
5年生から個人経営の学習塾に通っていたこともあり、勉強ができたとは言えないですが、おそらく平均少し上だったのではないかなと思います。
そんな感じで、”The 東大生” とは言えないような普通の小学生をやっていました。
中学時代
それでは、中学時代に進みましょう。
私は中学受験をせず、地元の公立中学校に入学しました。
当時は入っていたバスケットボール部に対するモチベーションがとても高く、勉強は二の次になっていたのです。
勉強も学校と小学校から続けていた個人経営の学習塾にいる間のみでした。
そんな中、初めての定期試験が始まりました。
親からは「学年の上位100位に入れれば合格」と言われていましたが、実際の成績は240人中30位程度でした。
一般的に見ればほどほどに良いと言ったくらいの順位ではないでしょうか。
その後も同じ塾で勉強し、1年の最後には12位まで上がり、2年、3年のうちには学年1桁に入り、10位前後を徘徊していました。
順位が上がったのはおそらく、学力が上がったというより定期試験の勉強法がうまくはまったのだと思います。
さて、3年生に進級し、当時キャプテンを務めていた部活の最後の大会も終わり、人生最後の受験である高校入試が近づきいてきました。
高校受験
高校受験、この頃が私の人生の大きな分岐点になってきます。
およそ3年生の夏頃、あるYouTuberと出会いました。東大発のクイズ系YouTuberです。(わかる人もいるでしょう)
そのYouTuberに出会ってから、私の知的好奇心がとても強くなり、クイズにもハマりました。
また、その出会いによって、私は東大を意識し出し、多少ではありますが東大への憧れを抱き始めたのです。
おそらくこの出会いがなければ東大を目指すことはなかったと思います。
そして、勉強への苦手意識が克服され、楽しいと思えるようになりました。
その影響もあり、偏差値70前後の地元の名門校に滑り込みではありますが、なんとか合格できました。
高校時代(〜初めての模試)
私の高校時代はコロナウイルスと共に始まりました。
入学からすぐ休校になり、数ヶ月間学校に行けず、仲の良い友達ができないまま2ヶ月ほどが経過しました。
クラスに同じ中学校の友達がおらず、全員初対面であった私にとって、この休校は大打撃です。
しかし、この2ヶ月がなければ私は東大に現役で合格できていなかったと言っても過言ではありません。
一体この期間の私に何が起こったのでしょうか。
実は私はこの期間中、狂ったかのように勉強していたのです。
1日10時間は当たり前、受験生なのかと疑ってしまうくらいには勉強していたのです。
何が私を勉強に駆り立てたのかというと、”憧れ”でした。
当時、YouTubeで勉強系の動画を観漁っていた私にとって、sin,cos,tan,logなどの難しそうな記号を使っている動画内の人がとてもかっこよく見えました。
私は1年生では信じられないくらい勉強し、数学を人一倍、いや、人三倍ほどは進めていました。
そんなこんなで、6月に初めての模試を受験します。
「初めての模試だし冒険してみよう」くらいのノリで志望校は東大理一にしました。
結果はなんと、A判定でした。
高校時代(〜3年生夏)
「1年生6月から急に3年生夏!?」となった方もいるかも知れませんが、2年生のうちは何もなさすぎてつまらないのでお許しくださいm(_ _)m
最初の模試でA判定を出したこともあり、鼻が伸びていた私は数学と物理の範囲を終わらせるとそこまで勉強しなくなってしまいました。
全国の高校生の平均くらいの勉強時間だったのではないかと思います。
それまでに積み上げていた勉強量があったので、1年生の最後には上位10位常連にはなれたのですが、模試の成績はD判定ほどに下がってしまいました。
2年生は先述の通り、勉強もそこまでせずに遊んでました。
結果的には校内10位前後は保持していたものの、全く東大に合格できるような成績ではなかったのです。
そんな状態で3年生になりました。
部活も引退し、周りが受験勉強に切り替わっていく中、私は数学、物理、化学の範囲を早く終わらせていたことによる慢心で勉強に身が入りませんでした。
夏休みも惰性で予備校に通い、なんとなく模試を受け、芳しくない結果を突きつけられることを繰り返していました。
今思えば受験を完全に舐めていたのだと思います。
高校時代(〜受験本番)
夏休みが終わるとともに、高校最後の文化祭も終わりました。
高校最後ということもあり、とにかく全力で楽しみました。
またその時期、恋愛も成就し、本当に受験生なのかと言われてもしょうがないような生活を送っていました。
恋人ができて時間が経ち、気持ちの昂りも収まり、やっと勉強に集中できるようになりました。
1日中時間のある時はずっと勉強していた気がします。
というよりそれ以外の記憶がほとんどありません。
そんな時、秋の東大模試の結果が返却され、結果はなんとかA判定を取ることができていました。
そこからは順調に勉強が進んでいきます。
2次試験の過去問を中心に勉強を進め、共通テストに臨みました。
共通テストの結果は799点/900点、残念ながら目標の9割には届きませんでしたが、十分合格圏内です。
その後も過去問演習と復習を繰り返し、とうとう2次試験がやってきました。
私が受験した年は物理が過去最高レベルの難化と言われ、数学、化学も決して簡単ではなく、正直受かるか五分五分でした。
そして3月10日の合格発表、無事合格することができました。
まとめ
以上が私の受験体験記になりますが、こう思った方もいるのではないでしょうか。
「この人全然勉強してなくね?」と。
確かにこの文章ではただの勉強してない自慢する人になってしまいます。
しかし、私がつけていた勉強記録では、高校3年間で約6,000時間勉強していました。
ここで私が伝えたいのは、”結局コツコツ勉強した人が勝つ”ということです。
高校生のみなさんは、志望校に合格できるように頑張ってください。
それでは。
コメント